大谷俊一|Shunichi Ohtani


<Here / 金沢市片町2-2-5 Mar. 4-15, 2013>

2013年

 H138×W506×D735cm

旧大和百貨店現ラブロ片町屋上タイル/1960年代 -

羽咋郡志賀町大坂の祖母宅布団用打ち直し木綿わた、新聞紙/1978

金沢美術工芸大学演劇部「べれゑ」芝居テント梁/1980 - 1987

鉄、ワイヤー、犀川の水、草木、苔/2013

 作品はタイトルに示した通り展示場所と滞在期間を表しています。素材自体も自身と関係する場所と新たに地域に関わりながら滞在した生活範囲から得たものです。それはある意味、この場所と関わった人たちの出会いから拾い上げてきた日常の埋もれている歴史や想いを一時的に預かったものだと思います。

 手にする事ができた当時の実像と現在の実像を再構築し、この場所にしか現れない意味が新たな地域の変化をもたらす要因となることを願います。

制作プロセス
制作プロセス

大谷俊一|Shunichi Ohtani

1965年 東京生まれ

1992年 多摩美術大学大学院 美術研究科 修了

2009年 「 越後妻有アートトリエンナーレ」(十日町市/新潟)

2011年 「 Art Renaissance in Tamsui」(淡水芸術工房/台北/台湾)

2012年 「三隅神社社務所中庭プラン」(三隅町/島根)